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箱根登山鉄道 1000形

45年ぶりの新型車両として製造されたのが1000形です。元々は2両編成として製造されましたが、後の冷房化改造の際に増結されて箱根登山鉄道では希少な3両固定編成となっています。


外観は2000系とよく似ています。外観の塗装は姉妹鉄道のレーティッシュ鉄道と同様のデザインとなっています。また行先表示機や前照灯がLED化されています。


車内はかつて転換クロスシートだったそうですが、スイッチバックで頻繁に方向転換する事やグループ客が多いためか、現在は一般的なボックス席となっています。なお車端部のみロングシートとなっています。


ボックス席は枕カバーが付いてそれなりにしっかりした造りです。窓下にテーブルが設けられている点も嬉しいですね。かつては予約制のあじさい電車にも充当されていました。


連結面寄りには床置き式の冷房装置が設置されています。非常用通路を確保するために左右に分かれています。冷房化改造の際に不足する電力を賄うために、大容量の電源装置を持つ2000系の中間車を連結することで電源を確保しました。


優先席の窓上には座席番号が3名分表記されていますが、この座席幅に3名はちょっと息苦しそうです。横の冷房装置の大きさが良く分かります。


側面の行先表示機もフルカラーLED化されていて、訪問した6月にちょうど見頃を迎えるアジサイが描かれたデザインとなっていました。おそらく季節に合わせて複数のデザインが用意されていると思われます。

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