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箱根登山鉄道 2000系

2000系は箱根登山鉄道で初めての冷房車です。第1・第2編成は2両編成で製造されましたが、後に中間に増結が行われて3両固定編成となりました。なお第3編成は新成当時から3両編成です。その後1000形の冷房化改造の際に中間車を譲り渡したため第1・第2編成は再び2両編成となりました。今回は第2編成の紹介です。


外観は1000形とそっくりですが、塗色は3000形に合わせたものとなっています。3000形との併結に備えて連結器を交換したとの事なので、併結する機会の増える3000形と編成美を整える事が目的ではないかと思われます。


車内は非常にシンプルで、ロングシートが手前から奥に一直線に続いています。登場当時はセミクロスシートだったのですが、何処かのタイミングで改修工事が施工されたようです。


座席は寄木細工を模したデザインで箱根らしさが表現されています。バケットタイプではないので正確な数は分かりませんが、5+5人掛けかと思われます。繁忙期のことを考えると握り棒は2本欲しかったですね。画像左端のドア横には非常通報機が設置されています。


車端部には優先席と冷房装置が設けられています。箱根登山鉄道の車両は車体長が短い事や急勾配対応により、屋根上や床下には搭載スペースの余裕がありません。そのため冷房装置は床上設置となっています。


優先席のモケットは箱根登山鉄道オリジナルと思しきデザインとなっています。側窓は戸袋窓となっていますが、非常に大きいサイズで機器室による圧迫感が軽減されています。

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