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箱根登山鉄道 3000形

箱根登山鉄道で初となるVVVFインバータ制御を採用した3000形は、繁忙期に全列車を3両編成で運行するために登場しました。なおシステムの関係で併結可能な車種は3000形・3100形と2000系のみとなります。


ロマンスカーのVSEやMSEの設計を担当した岡部憲明氏による設計で、前面や側面の巨大な窓が特徴です。正直外観はあまり好きでは無いのですが、車内に入ると美しい内装が出迎えてくれます。


ドア付近を除いてつり革が設置されていない事や、荷棚を省略した関係で天井が非常に高く開放感は抜群です。駅停車中の撮影なので分かりにくいですが、走行中は巨大な側窓から左右の景色を存分に満喫する事が出来ます。


座席は全てクロスシートで、シートピッチが広く座り心地も含めて快適です。窓側には大きめのテーブルが備えられています。床面をよく見ると座席下のみ灰色になっています。ここは荷棚を廃止した代替として床面から3cmほど高くして荷物置き場となっています。


箱根湯本方の乗務員室背後は優先席と腰当て付の手すりが設けられています。この部分の側窓は床面から伸びる特に大きいサイズのガラスが採用されています。乗務員室との仕切り窓も巨大で前面展望も存分に満喫出来ます。なお乗務員室内の機器配置を工夫する事で可能な限り前方視界を確保しています。


強羅方の乗務員室背後はフリースペースが設置されています。なお右側の座席は繁忙期に立席スペースを確保出来るよう折り畳み式となっています。


姉妹形式として2両固定編成の3100形も製造されました。全体的な雰囲気は共通ですが、乗務員室が無い連結面が特徴的です。


床面から天井近くまで達する巨大な窓のおかげで開放感抜群です。中央は非常用貫通路となっていますが、うまく溶け込んで違和感はゼロです。確認はしていませんが、右手前の座席は折り畳み式と思われます。


ドア横の座席は繁忙期に備えて折り畳み式となっています。ここの側面は戸袋窓ですが、他の箇所の窓と違和感無いようにデザインされています。

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