しなの鉄道　115系

JR信越本線を譲受して運行を行っているのがしなの鉄道です。車両も同じくJRから譲受した115系にワンマン運転改造を施して運用しています。近年は115系が纏っていた様々な塗装を復刻して運行している事で有名です。こちらはしなの鉄道オリジナル塗装です。

こちらはスカ色の復刻編成で、中央本線ではよく見られたものです。ラッピングではなく塗装という点が嬉しいですね。

こちらは初代長野色です。今回はこのS7編成の内装を紹介していきます。

車内はセミクロスシートですが、リニューアルが行われて綺麗になっています。ボックス席の背ずりの形状が台形になっていて、国鉄オリジナルの座席から交換されています。

座席はボックスシート・ロングシート共にバケットタイプになっています。シートモケットやひじ掛けの形状がオシャレですね。シートピッチは狭いので混雑時は窮屈な思いをするでしょう。ロングシートの方がお勧めです。

運転席背後には機器室が追加されたので座席が減少しています。左側のドア上には広告表示用のLCDモニタが設置されています。種類の少ない広告を繰り返していたので収入は多くなさそうです。元は取れているのでしょうか？

車端部はロングシートになっています。全体的に113系によく似ていますが、115系特有の装備として雪切室があります。主電動機の冷却風を取り込む時に雪を分離するのが目的ですが、車端部に設置されている関係で座席が減少しています。

貫通路横の消火器が収められている部分に雪切室が設けられています。