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2022年JRグループダイヤ改正について JR東日本編

JR東日本のダイヤ改正では複数線区に新型車両が投入されて、在来車種の置き換えと同時にワンマン化が加速しています。また特急列車も含めて減便・減車や運転区間短縮などが実施されてコスト削減を強く意識させる改正内容となっています。
(2021年12月17日執筆)


1.横浜支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/yokohama/20211217_y01.pdf

・湘南号の停車駅に大崎を追加
通勤ライナー的な列車である湘南号の停車駅に大崎が追加となります。りんかい線乗り換えでお台場方面への通勤需要を見込んだものと思われます。これで低迷する乗車率が少しでも改善する事を願います。

・南武線の快速列車運転時間帯拡大
土休日のみですが、快速列車の運転時間帯が拡大されます。南北方向の移動が面倒なエリアなので、速達列車の増便は嬉しいですね。ただし登戸始発であった一部列車が直通運転に変更されるなど着席面で不利益を被る利用者も一部居そうです。

・相模線の新型車両投入完了と横浜線直通廃止
導入開始から1年経たずに新形式で統一となります。このスピード感は凄まじいですね。これに伴い全列車でワンマン運転が開始されます。そして大方の予想通り横浜線との直通運転が廃止となります。代替として橋本止まりの横浜線列車が八王子へ延伸すれば問題ないのですが、純粋に減便となりそうで心配です。


2.八王子支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/hachioji/20211217_hc01.pdf

・あずさ号の減便
あずさ号2往復が甲府~松本間を廃止して甲府発着のかいじ号に変更されます。救済として前後を走るあずさ号の停車駅を追加して対応するようです。列車によっては6駅増加する列車もあり所要時間増加が心配です。なおかいじ号2本とあずさ号1本が東京発着に変更されて利便性が多少向上します。

・特急列車の運転時刻繰り上げ
かいじ2号の運転時刻を15分程度繰り上げて新宿着時刻を8時代にすることで通勤通学の利便性を向上させます。またはちおうじ号とおうめ号の運転時刻を近年の働き方改革に合わせてか繰り上げを実施します。


3.大宮支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/omiya/20211217_o01.pdf

・宇都宮線及び日光線を新形式へ統一
宇都宮線の宇都宮以北と日光線で運用していた205系は定期運用から撤退してE131系に統一されます。それに伴い運用全区間でワンマン運転も実施されます。また宇都宮~黒磯間でのグリーン車運用が終了するとの事です。

・日光線で臨時快速列車を運転
行楽シーズンなどに日光線で臨時快速列車を運行するとの事です。使用車両はE131系ですが、日光線に優等列車が設定されるのは非常に珍しいのではないでしょうか?

・スワローあかぎ号増発
朝ラッシュ時に上野7時37分着のスワローあかぎ号を新設します。また熊谷始発の列車を1本本庄始発に延長します。最終の8号は廃止となるので、全体的に運転時間帯が繰り上げとなります。

・成田エクスプレス運転区間短縮
大宮発着の成田エクスプレス号2往復が新宿発着に短縮されます。これによって大宮を発着する成田エクスプレスは消滅となります。


4.水戸支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/mito/20211217_mt01.pdf

・常磐線特急の運転体系変更
上野発着の一部列車を品川発着に延長となります。これによって土休日は全列車が品川発着となります。なおときわ号5本の廃止と3本の運転区間短縮も実施されます。

・常磐線普通列車の運転体系変更
上野発着の一部列車を品川発着に延長となります。これによって上野及び土浦基準で10~14時代は全列車が品川発着となります。なおつくばエクスプレス対策で運行していた特別快速は一部を除いて日中は廃止となり、純粋に減便となります。更に土浦で運行系統を分断して、土浦以南では10両、土浦以北では5両で運行する列車を増やして対面接続を実施するようです。土浦以北での5両化は将来的なワンマン化の布石とも考えられます。


5.千葉支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/chiba/20211217_c01.pdf

・成田エクスプレスの利便性向上
千葉駅に停車する列車が22本増加するので、千葉~東京方面の利用が便利になります。併せて「N’EXえきねっとトクだ値」の設定区間が拡大します。


6.新潟支社

公式プレスはこちら「https://www.jreast.co.jp/press/2021/niigata/20211217_ni01.pdf

・いなほ号の運転体系変更
いなほ5号及び10号の運転区間のうち酒田~秋田間を廃止します。なお繁忙期には秋田発着として延長運転を実施します。更にいなほ3号及び10号はグリーン車の無いしらゆき編成で運行します。なお繁忙期には通常通りいなほ編成で運行します。


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