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夜行列車復権への道 サンライズゆめ復活案

「夜行列車復権への道」第3回はかつて運行されていたサンライズゆめの復活案を考えてみました。サンライズエクスプレスに充当される285系は5本配置4本運用で、1本は予備となっています。この予備を繫忙期に臨時列車として運行していたのがサンライズゆめです。中国エリア最大の都市である広島を発着する列車でしたが、乗車率が芳しくなく廃止となりました。
(2021年04月04日執筆)


サンライズゆめの問題点

具体的な利用客数は不明ですが、サンライズ瀬戸・出雲から岡山で新幹線に乗り継いで広島方面へ向かう乗客もいるようです。これは乗継割引が適用されることに加えて、直通する新幹線の最終列車より遅く出発して、始発列車より早く到達出来るためのようです。しかしサンライズゆめは臨時列車故に所要時間が長くて、新幹線や競合の航空機に対して不利な状況であったため短命に終わったと思われます。


具体的な復活案

臨時列車ではなく定期列車としてダイヤを設定する事で速達性を向上させて競争力を高めます。具体的なダイヤは以下の画像をご覧下さい。倉敷~広島間の主要駅にも停車する事で広範囲から需要を獲得できるかと思われます。※サンライズ瀬戸の発着地変更に関しては前回紹介しているのでご覧下さい。


発生する懸念点

●上り列車の出発時刻
サンライズ瀬戸の項でも触れましたが、比較的遅い時間に出発して翌朝の航空機始発便より先に到達できる下り列車に対して、上り列車は東京駅到着を遅く出来ないので始発駅出発が早めの設定です。これは線路容量的に東海道線の朝ラッシュ時間帯より前に到着する必要があるためです。そのため上り列車の広島発車時刻は最終便の広島空港出発より1時間も早く設定せざるを得ません。しかし航空機は広島空港へのアクセスに時間がかかることに加えて、搭乗手続きや保安検査などを考慮すると大きく不利とまでは言えないと思われます。


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